犬の手作りごはんの始め方!栄養バランスと材料の割合、避けたい食材
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このテーマのまとめ食事・ドッグフード愛犬に手作りのごはんをあげてみたいけれど、「栄養は足りるの?」「何を入れたらいいの?」と迷っていませんか。この記事では、犬の手作りごはんの良いところと気をつけたいところ、材料の割合の目安、無理なく始める方法をまとめました。
- 手作りごはんは食いつきがよく材料が見えるが、栄養がかたよりやすい
- 最初はいつものドッグフードに少しのせる「トッピング」から始めるのが安心
- 子犬・シニア・持病のある犬は、自己流にせず動物病院で相談してから
- ぐったりしている、何度も吐く
- 顔や口のまわりが急に赤くはれる
- ねぎ類・ぶどう・チョコレートなどを食べた
- 下痢や嘔吐が2日以上続く(子犬・シニアは半日〜1日で)
- ごはんを丸1日食べない(子犬・シニアは1食でも)
- 手作りに変えてうんちが少しやわらかい程度で、元気と食欲はある
目次
犬の手作りごはんとは?ドッグフードとの違い
犬の手作りごはんは、肉や魚、野菜、ごはんなどを飼い主さんが調理して作る食事です。いっぽう袋に「総合栄養食」と書かれたドッグフードは、水と一緒に与えるだけで必要な栄養がそろうように作られています。
手作りごはんは、この「栄養をそろえる」仕事を飼い主さんが自分でする食事だと考えるとわかりやすいです。全部を手作りにする方法のほかに、ドッグフードに少しだけ手作りの具をのせる方法もあります。
| 与え方 | どんな方法か | 向いている人 |
|---|---|---|
| トッピング | いつものフードに手作りの具を少しのせる | 初めての人、忙しい人 |
| 半分ずつ | フードと手作りを半分ずつにする | 慣れてきた人 |
| 全部手作り | 毎食を手作りだけにする | 栄養の計算を動物病院と相談できる人 |
手作りごはんのメリットとデメリット
メリット
- 食いつきがよい 温かい肉や魚の香りで、食の細い犬も食べやすい
- 材料が見える 何が入っているか自分で選べる。アレルギーのある食材を避けやすい
- 水分がとれる ドライフードより水分が多く、水をあまり飲まない犬にも向く
- 季節の食材を使える 旬の野菜で変化をつけられ、作る楽しみもある
デメリット
- 栄養がかたよりやすい 特にカルシウムなどのミネラルが足りなくなりやすい
- 手間と時間がかかる 毎日の調理と、食材の買い出しが続く
- 費用が上がりやすい 肉や魚を中心にすると、フードより高くなることが多い
- 傷みやすい 作り置きは冷蔵で長くもたない
いちばん気をつけたいのは栄養のかたよりです。お肉と野菜だけで作り続けると、見た目は元気でも、数か月から年単位で骨や皮膚に影響が出ることがあります。
栄養バランスの考え方と材料の割合
犬のごはんの中心は、肉や魚などのたんぱく質です。人のごはんのように白米などの主食が多いと、たんぱく質が足りなくなります。健康な成犬の目安として、次の割合から始めてみましょう。
- 子犬やシニア犬、持病のある犬は、ここから先の割合や手順は成犬向けなので、そのまま当てはめない
- トッピングを始める前にかかりつけの動物病院でひと言相談し、量もごく少しから
| 材料 | 割合の目安 | 主な例 |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 半分くらい | 鶏むね肉、ささみ、豚もも肉、白身魚、卵 |
| 炭水化物 | 4分の1くらい | 白米、さつまいも、じゃがいも |
| 野菜 | 4分の1くらい | にんじん、かぼちゃ、キャベツ、ブロッコリー |
| 油 | ほんの少し | 魚の脂、植物油を数滴 |
これは一般的な目安で、年齢・体重・運動量で合う割合は変わります。全部を手作りにするなら、骨の材料になるカルシウムなど不足しやすい栄養の補い方を、動物病院で相談しながら決めましょう。
- 肉や魚は必ず火を通す
- 野菜は細かく刻むか、やわらかく煮る
- 味付けはしない(塩・しょうゆ・だしの素も使わない)
使ってよい食材と避けたい食材
人がふだん食べている食材の中には、犬にとって危ないものがあります。包丁やまな板を人の料理と一緒に使うときは、玉ねぎのかけらなどが混ざらないよう気をつけましょう。
| 分類 | 使いやすい食材 | 避けたい食材 |
|---|---|---|
| 肉・魚 | 鶏肉、豚肉、牛の赤身、白身魚、鮭(どれもよく加熱し、骨を取る) | 味付けした加工肉(ハム・ソーセージ)、骨(特に加熱した鶏の骨)、生の魚 |
| 野菜 | にんじん、かぼちゃ、小松菜、キャベツやブロッコリーを少し | 玉ねぎ、長ねぎ、にら、にんにく |
| 果物 | りんご(芯と種は除く)、バナナを少し | ぶどう、レーズン、アボカド |
| そのほか | 白米、さつまいも、卵(加熱) | チョコレート、マカダミアナッツ、キシリトール入りの食品、香辛料 |
キャベツやブロッコリーは、たくさん食べるとお腹が張ることがあるので少しにしましょう。避けたい食材を食べてしまったときは、元気そうに見えても、食べたものと量をメモしてその日のうちに動物病院へ電話で相談してください。
ねぎの仲間は、煮汁に溶け出した成分でも体調をくずすことがあります。人のスープや煮物の取り分けは避けましょう。
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いきなり全部を手作りにすると、お腹がびっくりしてゆるくなることがあります。いつものフードに少しのせるところから始めると、栄養のかたよりも心配が少なく、続けやすいです。
- 1品だけゆでる鶏むね肉やささみを、味をつけずにゆでて細かくさく
- フードにのせる最初は1回のごはんの1割くらい(ひとつまみ程度)からのせ、その分フードを少し減らす
- うんちを見る2〜3日続けて、うんちの硬さや回数が変わらないか見る
- 食材を増やす問題がなければ、にんじんやかぼちゃなどを1種類ずつ足す
ゆで汁は冷ましてからフードにかけると、香りがよくなり水分もとれます。食材を足すときは1種類ずつにすると、合わない食材があったときに見つけやすくなります。
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トッピングの量は、のせた分だけフードを減らすのが基本です。足すだけだと、毎日少しずつカロリーが増えて太る原因になります。週に1回は体重を量り、増えてきたら量を見直しましょう。
関連記事ドッグフードの量はどのくらい?体重別の目安と年齢で変わる与え方| 保存の方法 | 日持ちの目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 冷蔵 | 2日くらい | 清潔な容器に入れ、早めに使い切る |
| 冷凍 | 2〜3週間くらい | 1回分ずつ小分けにして平らに凍らせる |
日持ちは家庭での一般的な目安です。においや見た目がおかしいものは、日数に関係なく与えないでください。
冷凍したものは冷蔵庫で解凍し、電子レンジで温めたときは中まで冷ましてから与えましょう。温めすぎると、中だけ熱くなって口の中をやけどすることがあります。人肌くらいが目安です。
手作りにして体調が変わったら要注意
手作りに変えたあと、うんちが少しやわらかくなる程度なら、量を減らすかトッピングの割合を戻せば落ち着くことが多いです。ただ、次のようなときは食材が合っていないか、ほかの病気が隠れていることもあります。
- ぐったりしている、1日に何度も吐く
- ねぎ類・ぶどう・チョコレートなど避けたい食材を食べた
- 顔や体をしきりにかく、目のまわりや口のまわりが赤くはれる
- 手作りを続けていて、毛のつやが落ちた、体重が減ってきた
受診するときは、何をどのくらい食べさせたかをメモして持っていくと、原因を考えてもらいやすくなります。
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- シニア犬
- 腎臓や心臓など持病のある犬
- 食物アレルギーのある犬
これらの犬は、必要な栄養や控えたい栄養が健康な成犬と違うためです。
下痢や嘔吐が2日以上続く、ごはんを丸1日食べないときも受診しましょう。子犬やシニア犬は体力が少ないので、半日〜1日で早めに相談してください。
週末だけでもいい、続けやすい手作りのコツ
手作りごはんは毎日でなくてもかまいません。平日はいつものフード、週末に鶏むね肉をまとめてゆでて小分けに冷凍しておく、という形なら手間も少なく続けられます。
栄養の土台はドッグフードにまかせ、手作りは香りと楽しみを足すもの、と考えると気持ちも楽になります。できる範囲で、愛犬とのごはんの時間を楽しんでみましょう。
よくある質問
手作りごはんに味付けは必要?
必要ありません。犬は素材のにおいとうま味で十分に喜びます。塩やしょうゆ、だしの素は使わないでください。
手作りごはんだけで栄養は足りる?
肉と野菜だけでは、カルシウムなどが足りなくなりやすいです。全部を手作りにするなら、動物病院で相談しながら補い方を決めましょう。
毎日同じ食材でもいい?
トッピングなら同じ食材でも大きな問題はありません。全部を手作りにするときは、肉や野菜の種類をときどき変えると栄養がかたよりにくくなります。
生肉をあげてもいい?
細菌による食中毒の心配があるため、家で作るなら火を通すのが安心です。
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