犬のマズルとは?鼻の長さでちがう犬種の特徴と口元に慣らす練習
このページには広告(PR)を含みます
このテーマのまとめ犬種・犬を迎える犬の顔の、前に突き出た鼻と口の部分をマズルと呼びます。マズルの長さは犬種によって大きくちがい、体の特徴や気をつけたい病気にも関わります。この記事では、マズルの基本と、歯みがきや診察のために口元に慣らす練習を紹介します。
- マズルは鼻先から口のまわりまでの部分。長さで犬種の特徴が変わる
- マズルの短い短頭種は、暑さと呼吸のトラブルに注意
- マズルをつかんで叱る方法はすすめない。触られるとうれしいと教える
犬のマズルはどの部分?
マズルは、目の下から鼻先、口のまわりまでの部分です。においをかぐ鼻、ひげ、口がそろっていて、犬にとってはとても敏感な場所です。
英語の muzzle には口輪という意味もあり、日本でも口輪のことをマズルと呼ぶことがあります。
マズルの長さでちがう犬種の特徴
| タイプ | 代表的な犬種 | 特徴 |
|---|---|---|
| 長頭種(マズルが長い) | ボルゾイ、コリー、ミニチュア・ダックスフンド | においをかぎ分けるのが得意。鼻の病気に注意 |
| 中頭種(ふつう) | 柴犬、ラブラドール、ビーグル | 体のバランスがよく、比較的じょうぶ |
| 短頭種(マズルが短い) | パグ、フレンチ・ブルドッグ、シー・ズー、ペキニーズ | 暑さと呼吸に弱い。いびきをかきやすい |
迎える犬種を選ぶときは、見た目のかわいさだけでなく、マズルの長さからくる体の特徴も知っておきましょう。
マズルの短い短頭種で気をつけたいこと
短頭種は鼻の穴や気道がせまく、体の熱を逃がすのが苦手です。夏の熱中症は命に関わります。
- 夏の散歩は早朝か夜に。室内も冷房で涼しく
- 首輪よりハーネスを使い、のどを圧迫しない
- 太らせない(呼吸がさらに苦しくなる)
- 顔のしわを清潔にふく
- ガーガーと苦しそうな呼吸が続く
- 舌や歯ぐきが紫っぽい
- 暑い所でぐったりしている、よだれが多い
- 寝ているときに呼吸が止まるように見える
マズルを触られることに慣らす練習
口元を触らせてくれると、歯みがき、薬を飲ませる、動物病院で口の中を見てもらうときにとても助かります。子犬のうちから、少しずつ慣らしましょう。
- ほおや首をなでるリラックスしているときに、口元から遠い所からなでる
- マズルに一瞬ふれて、おやつふれたらすぐほめておやつ。触られるといいことがあると覚える
- やさしく包む時間をのばす1秒、2秒と少しずつ。嫌がったら前の段階にもどる
- くちびるをめくる、歯にふれる歯みがきの準備。指で前歯から少しずつ
- 家族みんなで練習するだれが触っても平気になると、診察もスムーズ
マズルコントロールで叱るのはすすめない
以前は、悪いことをしたときにマズルをつかんで叱るマズルコントロールが広く紹介されていました。親犬が子犬の口をくわえるのをまねた方法といわれます。
しかし、いまは叱るためにマズルをつかむ方法はすすめられていません。口元を触られることが嫌なことと結びつき、手を怖がる、噛むようになる原因にもなるからです。
- 困った行動は、起きにくい環境を作る
- 代わりにしてほしい行動を教えて、できたらほめる
- マズルに触るのは、ほめる・ケアするときだけにする
口輪(マズル)を使うとき
動物病院での処置、災害時の避難、噛む心配がある場面などでは、口輪が役に立つことがあります。いきなりつけると嫌がるので、ふだんから慣らしておくと安心です。
- 口を少し開けて呼吸できるバスケット型を選ぶ
- 口輪の中におやつを入れ、自分から鼻を入れるように練習する
- 暑い日に長時間つけない
- 罰として使わない
よくある質問
マズルが短い犬は飼いにくい?
暑さ対策や体重管理に気をつければ、楽しく暮らせます。夏の冷房と散歩の時間帯に注意しましょう。
成犬でもマズルに慣れさせられる?
できます。子犬より時間はかかりますが、おやつを使って少しずつ進めましょう。
マズルを触ると唸るときは?
痛みがあることもあります。歯や口の中に異常がないか、動物病院でみてもらいましょう。
PR
ドッグフードを探す
あわせて読みたい
横にスライドして見る(6本)