犬の肛門腺しぼりのやり方と頻度!お尻をこする・におうときの目安
犬がお尻を床にこすりつけて歩く。それは肛門腺に分泌物がたまっているサインかもしれません。この記事では、肛門腺とは何か、たまったときのサイン、しぼるやり方と頻度、病院に行きたい目安をまとめました。
- 肛門腺の分泌物は、うんちのときに出るのがふつう。出しにくい犬はしぼる手伝いが必要
- 頻度は月1回ほどが目安。小型犬やシニアはたまりやすい
- 腫れ・出血・痛がるときは、自分でしぼらずに受診する
犬の肛門腺とは?
肛門腺(肛門嚢)は、肛門の左右、時計でいうと4時と8時の位置にある小さな袋です。中には強いにおいの分泌物がたまり、うんちと一緒に少しずつ出て、においのあいさつに使われます。
大型犬や筋肉のしっかりした犬は自分で出せることが多い一方、小型犬・肥満の犬・シニア犬・うんちがやわらかい犬は出しにくく、たまりやすい傾向があります。
肛門腺がたまっているサイン
- お尻を床にこすりつけて歩く
- お尻やしっぽの付け根をしきりになめる、かむ
- 自分のしっぽを追いかける
- お尻のまわりから生ぐさいにおいがする
- 肛門の横がふくらんでいる
これらのサインがあれば、しぼって出してあげる時期です。
しぼらないとどうなる?
たまったままにすると、袋の中で細菌がふえて炎症(肛門嚢炎)を起こすことがあります。さらに悪くなると膿がたまり、皮膚が破れて血や膿が出ることもあります(肛門嚢の破裂)。
| 段階 | 様子 |
|---|---|
| たまっている | お尻をこする、においが強い |
| 炎症 | 肛門の横が赤く腫れる、さわると痛がる |
| 膿がたまる・破れる | 腫れが大きくなる、穴があいて血や膿が出る |
肛門腺しぼりのやり方
- 準備ティッシュかコットンを多めに用意します。においが飛ぶので、シャンプーの前にお風呂場でするのが楽です。
- しっぽを持ち上げるしっぽの付け根を持って上に上げると、肛門が少し突き出ます。
- 4時と8時をつまむ肛門の斜め下にある、ぷにっとした小さなふくらみを親指と人さし指で探します。
- 下から上へやさしく押すティッシュをあて、外側から肛門に向けて押し上げるようにしぼります。
- ふき取って洗う出た分泌物をふき取り、お尻を洗ってにおいを残さないようにします。
- 強く押しすぎない。出ないときは無理をしない
- 犬がいやがって暴れるときは、二人でするかプロに任せる
- 最初は動物病院やサロンでやり方を見せてもらうと安心
分泌物は、茶色っぽい液体からペースト状まで犬によって違います。血が混じる、緑や黄色の膿のよう、いつもと色が違うというときは、炎症を起こしているかもしれません。
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| 犬の様子 | 頻度の目安 |
|---|---|
| 自分で出せている大型犬 | 必要なときだけ |
| 小型犬・成犬 | 月に1回ほど。シャンプーのときに |
| たまりやすい犬・シニア犬 | 2〜3週間に1回ほど |
回数は犬によって大きく違います。お尻をこするしぐさやにおいを目安に、その子に合った間隔を見つけましょう。
すぐ動物病院に行きたいサイン
- 肛門の横が赤く腫れている、熱をもっている
- お尻から血や膿が出ている、穴があいている
- さわると痛がって鳴く、座るのをいやがる
- うんちをするときに痛がる、うんちが出ない
腫れているときに家でしぼると、悪化させることがあります。腫瘍が原因で腫れていることもあるので、自己判断せず受診しましょう。
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肛門腺しぼりはどこでしてもらえる?
動物病院やトリミングサロンでしてもらえます。シャンプーやカットのコースに含まれていることも多いです。
しぼっても何も出ない
たまっていないか、位置がずれているのかもしれません。何度も押すと傷つけるので、続くときは病院で見てもらいましょう。
毎回しぼったほうがいい?
必要以上にしぼる必要はありません。たまったサインがあるときや、シャンプーのついでくらいで十分な犬も多いです。
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