子犬の甘噛みのしつけ方!いつまで続くかと噛まれたときの止め方
子犬と遊んでいると、手や足をカプカプ噛まれて痛い思いをしていませんか。甘噛みの理由といつまで続くかの目安、噛まれた瞬間の止め方を、今日の遊びの時間から試せる形でまとめました。
- 甘噛みは歯の生え変わりや力加減の練習で起こる。叱るより「噛むと遊びが終わる」と伝える
- 生え変わりの生後4〜7か月ごろがいちばん強く、多くは1歳ごろまでに落ち着いていく
- 噛んだら遊びをやめて離れる、噛んでいいおもちゃを渡す。この2つを家族全員でそろえる
- (その日のうちに)口をさわると痛がる、よだれに血が混じる、ごはんを食べにくそうにしている
- (数日のうちに)急に噛み方が強くなった、体の決まった所をさわると唸る。痛みがかくれていないか相談
- (数日のうちに)シニアになって急に噛むようになった
- 噛まれた人の傷が深い、血が止まらないときは、人の病院へ(手当ては下の「犬に噛まれたら」の記事)
待つ目安は1つだけ覚えてください。同じ対応を2〜3週間続けても噛む回数が減らなければ、動物病院かドッグトレーナーに相談します。迷ったときも相談して大丈夫です。
目次
犬の甘噛みをしつけで止める前に知りたいこと
甘噛みは、子犬が口を使って世界を知り、噛む力の加減を覚えていくための自然な行動です。悪いことをしているつもりはありません。
ただ、人の手を噛んでいい物だと覚えたまま大きくなると、成犬になっても噛む癖が残ることがあります。子犬のうちから、人の肌は噛まないと少しずつ伝えていきましょう。
| 見るところ | 甘噛み | 本気噛み |
|---|---|---|
| 力 | 跡が残らない程度。軽くくわえる | 皮膚に穴があく、すぐ赤くなる |
| 表情 | 口元がゆるい、しっぽを振る | 目が固い、唸る、歯をむき出す |
| 場面 | 遊んでいる最中、なでている時 | 体をさわられた時、物を取ろうとした時 |
唸りながら強く噛む、決まった場所をさわると噛むときは、甘噛みではないかもしれません。怖さや痛みが理由のこともあるので、下の相談の目安も見てください。
子犬が甘噛みする理由
歯がむずがゆい
生後4〜7か月ごろは、乳歯から永久歯に生え変わる時期です。歯ぐきがむずがゆくて、手近な物をかじりたくなります。この時期は噛む物を取り上げるより、噛んでいい物を用意してあげましょう。
噛む力の加減を練習している
子犬はきょうだいとじゃれ合い、強く噛むと相手が嫌がることを覚えます。きょうだいと過ごした期間が短いと、その練習が足りないこともあります。飼い主さんが代わりに教えていく形です。
遊んでほしい、かまってほしい
足元にまとわりついてズボンの裾を噛むのは、遊びの誘いのことが多いです。噛むたびに飼い主さんが相手をしていると、噛む回数が増えることがあります。
退屈している、エネルギーが余っている
散歩や遊びが足りない日は、夕方や夜に噛みがはげしくなる子犬もいます。眠いのに興奮しているときも、加減がきかなくなりがちです。
甘噛みはいつまで続く?月齢の目安
| 月齢 | よく見られる様子 | 飼い主さんがすること |
|---|---|---|
| 生後2〜3か月 | 家に来たばかり。何でも口に入れる | 噛んでいいおもちゃを決めて渡す |
| 生後4〜7か月 | 生え変わりで、いちばん強く噛む | 噛んだら遊びをやめる、をくり返す |
| 生後8か月〜1歳 | 生え変わりが終わり、少しずつ落ち着く | 遊びと運動の量を見直す |
| 1歳以降も続く | 癖として残っている | 練習のやり直し。直らなければ専門家へ相談 |
月齢は一般的な目安で、犬種や性格で差があります。たとえば生後3か月の子なら、これから生え変わりで強くなる時期に入ります。時期が過ぎるのを待つより、今日から同じ対応を続けましょう。
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噛まれたときの対応の一例です。家族の誰かが噛まれても遊び続けると犬は混乱するので、同じやり方で続けてください。
- 短く伝える「痛い」と低めの声で1回だけ言います。高い声で騒ぐと、遊んでくれたと思う犬もいます
- 遊びをやめる手をそっと止めて、目を合わせずに動きを止めます。手を急に引くと、追いかけて噛むことがあります
- その場を離れるそれでも噛むときは立ち上がり、10〜30秒ほど部屋を出るか、柵の外に出ます
- おもちゃを渡す戻ったら噛んでいいおもちゃを渡し、それを噛んだら声をかけてほめます
- 落ち着いたら遊びを再開静かにしていられたら、また遊んであげます
1回の遊びは短めにして、興奮しすぎる前に終えるのがコツです。眠そうなのに噛むときは、無理に遊ばずハウスで休ませてあげましょう。
多くの場合、毎日くり返すうちに少しずつ噛む回数が減っていきます。すっかりなくなるまでは犬によって数か月かかりますが、2〜3週間で減り始めるかどうかを見てください。
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噛みたい気持ちそのものを止めることはできません。噛んでいい物があれば、手や家具の代わりにそちらを選ぶようになります。
- ロープのおもちゃ 引っ張りっこもできる。ほつれた糸は飲み込まないよう早めに替える
- 中におやつを入れるゴムのおもちゃ 長く噛んでいられる。留守番や夕方の興奮しやすい時間に
- 子犬用のやわらかいガム 硬すぎる物は歯が欠けることがある。爪で押してへこむくらいが目安
- おもちゃは口に全部入らない大きさか
- かじって小さくなったら取り替えているか
- 電気コード・スリッパ・子どものおもちゃを床に置いていないか
- 家具の脚など噛まれたくない所は、柵やカバーで届かないようにしているか
噛んではいけない物は、しつけより先に片づけるのが近道です。叱る場面そのものが減るので、練習も続けやすくなります。
甘噛みでやってはいけない対応
- 叩く、大声で叱る
- マズル(口まわり)をつかむ、口に手を押しこむ
- 手を顔の前でひらひらさせてじゃれさせる
- 噛んだ罰として長い時間ケージに閉じこめる
叩いたり口をつかんだりすると、人の手を怖がるようになります。怖さから身を守るために、本気で噛む犬になってしまうこともあります。
子どもがいるご家庭では、子どもと子犬だけで遊ばせないのが基本です。子どもは噛まれると高い声で走って逃げやすく、子犬はそれを追いかけっこだと思ってしまいます。
成犬の甘噛みや、直らないときの相談の目安
1歳を過ぎても甘噛みが続くときは、まず運動と遊びの量を見直します。散歩の時間を少し延ばす、においをかがせる時間を増やすだけで落ち着く犬もいます。
成犬の場合は、遊びの誘いなのか、何かをしてほしい要求なのかを見分けます。おもちゃを持ってきて噛むなら遊び、ごはんの前や散歩の前に噛むなら要求のことが多いです。要求のときは、噛んでいる間は応えず、おすわりができたら応えるようにします。
同じ対応を2〜3週間続けても変化がないとき、噛む力が強くなっているときは、ドッグトレーナーや動物病院に相談しましょう。どんな場面で噛むかをメモしていくと、相談がスムーズです。
- 体のどこかをさわったときだけ噛む
- シニアになって急に噛むようになった
- 唸る、歯をむき出す様子がある
このようなときは、痛みや不安がかくれていることがあります。しつけで直そうとする前に、動物病院で体を診てもらうと安心です。
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甘噛みは、子犬が育っていく途中の行動です。「人の手は噛まない、噛むならこっち」とくり返し伝えていけば、少しずつ伝わっていきます。今日の遊びから、おもちゃを1つ手元に置いて始めてみましょう。
関連記事イヌスタグラムよくある質問
甘噛みしたときに無視するのは意味がある?
噛むと遊びが終わると伝えるために効果があります。ただし無視だけでは噛みたい気持ちが残るので、噛んでいいおもちゃを渡すこととセットで続けましょう。
甘噛みする人としない人がいるのはなぜ?
よく遊んでくれる人や、噛まれて大きく反応する人は噛まれやすいと言われます。家族で対応がちがうことも理由の一つです。
苦い味のスプレーは使っていい?
家具やコードなど物をかじるのを防ぐ補助としてなら使えます。人の手に塗るより、噛んでいい物を用意するほうが基本です。
生後2か月でもしつけを始めていい?
始めてかまいません。叱るのではなく、噛んだら遊びを止めておもちゃを渡すだけなので、家に来た日から続けられます。
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