保護犬を迎えるには?譲渡の条件と流れ、費用、慣れるまでの過ごし方
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このテーマのまとめ犬種・犬を迎える新しい家族を待っている保護犬を迎えたい、と考える飼い主さんが増えています。でも、どこに申し込めばいいのか、自分でも迎えられるのか、不安になりますよね。この記事では、保護犬を迎えるまでの流れと条件、費用、家に来てから慣れるまでの過ごし方をまとめました。
- 保護犬は、保護団体・動物愛護センター・譲渡会から迎える。申し込みからトライアルを経て正式に家族になる
- 条件は団体ごとにちがう。住まい・留守の時間・家族の同意はほぼどこでも聞かれる
- 家に慣れるまでは数週間から数か月。かまいすぎず、犬のペースを待つ
- 丸1日以上、水もごはんもとらない
- 下痢や吐くことが2回以上続く、血が混じる
- ぐったりして動かない
- 軟便やごはんを残すことが2日以上続く
- せきやくしゃみが続く
- 緊張で1食残したが、元気はある
- 隠れて出てこないが、水は飲んでいる
目次
保護犬を迎えるにはどこに申し込む?
保護犬とは、飼い主が手放したり、迷子のまま見つからなかったりして、新しい家族を待っている犬のことです。子犬もいますが、性格がわかっている成犬が多いのが特徴です。
| 迎える先 | 特徴 |
|---|---|
| 動物愛護センター(自治体) | 都道府県や市が運営。自治体によっては講習会への参加が条件 |
| 保護団体(NPOなど) | 預かりボランティアの家で暮らしていることが多く、ふだんの様子を聞きやすい |
| 譲渡会 | 団体やセンターが開く会。何頭もの犬に直接会える |
| 里親募集サイト | 全国の団体の犬を探せる。申し込みは各団体へ |
まずは「お住まいの自治体名 動物愛護センター 譲渡」で調べて、地域のセンターや近くの保護団体のページを見てみましょう。遠くの団体は、家庭訪問ができないため申し込めないこともあります。
保護犬を迎える条件
条件は団体ごとにちがいますが、次のようなことをよく聞かれます。申し込む前に確かめておきましょう。
- 住まいがペット可か(賃貸なら契約書で確かめる)
- 家族全員が賛成しているか
- 留守にする時間が長すぎないか
- 飼い主の年齢(高齢の場合は、もしものときに世話をする人がいるか)
- 不妊・去勢手術、ワクチン、室内で飼うことに同意できるか
- 先住のペットがいるか、その子との相性
一人暮らしや高齢の方は、断られることもあります。これは、犬がふたたび行き場をなくさないための決まりです。留守の間の預け先や、もしものときに世話をしてくれる家族を伝えると、話を聞いてもらいやすくなります。それでも断られたときは、成犬やシニア犬を紹介してもらえないか、預かりボランティアから始められないか、相談してみましょう。
関連記事犬を去勢しないとどうなる?去勢のメリットとデメリット、時期の考え方申し込みから迎えるまでの流れ
- 申し込みサイトや譲渡会で気になる犬を見つけ、申込書を送る。暮らしや家族のことを書く
- 面談・お見合い団体の人と話し、犬に会う。家族みんなで会いに行くと安心
- 家庭訪問住まいの安全や、犬の居場所を見てもらう
- トライアル1〜2週間ほど家で一緒に暮らしてみる。相性や生活のリズムを確かめる
- 正式譲渡契約書を交わして家族になる。マイクロチップの登録情報を自分に変える
トライアルは「お試し」ではなく、犬と家族の両方が無理なく暮らせるかを確かめる大切な期間です。困ったことがあれば、がまんせずに団体へ相談しましょう。
保護犬を迎える費用
保護犬は無料ではありません。多くの団体では、ワクチンや手術など、保護中にかかった医療費の実費を譲渡費用としてお願いしています。
| 費用 | 一般的な目安 |
|---|---|
| 譲渡費用(団体) | 数万円ほど(団体や犬の状態でちがう) |
| 動物愛護センター | 無料から数千円ほどのことが多い |
| そろえるグッズ | 2〜5万円ほど |
| 毎月のごはん・消耗品 | 小型犬で月1〜2万円ほど |
金額は団体や自治体で大きくちがう、一般的な目安です。中型犬・大型犬は、ごはん代がこの1.5〜2倍ほどになります。くわしくは申し込む先のページで確かめましょう。迎えたあとの病気やシニア期の費用も、考えておくと安心です。
関連記事犬を飼う前に知っておきたいこと!費用・準備・犬種の選び方迎える前に準備しておくこと
- 落ち着ける場所 ケージやハウスを、人の通りが少ない静かな所に置く
- 脱走の対策 玄関や窓、ベランダに柵をつける。迎えてすぐは逃げ出す犬が多い
- 首輪と迷子札 ハーネスと首輪の両方をつけ、連絡先を書いた札を下げる
- 同じごはん 保護中に食べていたフードを聞いて、同じものを用意する
- 動物病院 近くのかかりつけを決めておく
保護犬が家に慣れるまでの過ごし方
保護犬の中には、人にこわい思いをさせられた犬や、外で暮らしていた犬もいます。新しい家は、犬にとって知らないにおいと音だらけです。慣れるまでの時間は犬によってちがいますが、一般的な目安は次のとおりです。
| 時期 | 犬の様子 | 飼い主さんがすること |
|---|---|---|
| 最初の数日 | 隠れる、食べない、じっと動かない | 見守るだけにして、無理にさわらない |
| 1〜3週間 | 家の音やにおいに少しずつ慣れる | ごはんと散歩の時間を毎日そろえる |
| 1〜3か月 | 甘える、遊ぶなど本来の性格が出てくる | できたことをほめて、少しずつ練習する |
名前を呼んでも来ない、目を合わせない、という時期があっても大丈夫です。犬の方から近づいてきたら、低い姿勢でやさしく声をかけてあげましょう。
- 慣れていないうちに抱き上げる、大勢でかまう
- 隠れている場所から引っ張り出す
- 失敗を大きな声で叱る
迎えてしばらくは、トイレの失敗や夜鳴きもよくあります。叱らずに、うまくできたときにほめるやり方で教えていきましょう。
関連記事犬のしつけの基本!教える順番と、叱らずに覚えてもらうためのコツ迎えたあとの体調で気をつけること
環境が変わると、緊張から軟便になったり、ごはんを食べなかったりする犬は少なくありません。1〜2日で元気が戻るなら、様子を見てよいことが多いです。迎えて1週間以内に一度、動物病院で健康診断を受けておくと安心です。
- 丸1日以上、水もごはんもとらない
- 下痢や吐くことが2回以上続く、血が混じる
- ぐったりして動かない、呼吸が苦しそう
- せきやくしゃみ、鼻水が3日以上続く
ひとつでも当てはまるときは、その日のうちに動物病院へ連れて行きましょう。保護中の健康の記録をもらっていれば、診察のときに見せると役に立ちます。
関連記事犬の体調不良のサイン一覧!様子見でいい症状とすぐ病院に行く症状保護犬との暮らしをゆっくり楽しもう
保護犬を迎えることは、1頭の犬の毎日を変える大きな一歩です。最初はうまくいかないことがあっても、時間をかけるほど、犬は心を開いてくれます。困ったときは、譲渡してくれた団体やかかりつけの動物病院、しつけ教室に相談できます。あせらず、愛犬のペースで新しい暮らしを楽しんでくださいね。
よくある質問
保護犬はなつかないって本当?
時間がかかる犬もいますが、多くの犬は少しずつ慣れていきます。数か月かけて心を開く犬もいるので、犬から近づいてくるのを待ちましょう。
一人暮らしでも保護犬を迎えられる?
団体によってちがいます。留守の時間や、もしものときに世話をしてくれる人がいるかを聞かれることが多いです。
子犬の保護犬もいる?
います。ただ、成犬の方が多く、性格や体の大きさがわかっているので、暮らしに合う犬を選びやすいです。
トライアルで合わなかったらどうなる?
犬は団体に戻り、別の家族を待ちます。無理に続けるより、早めに団体と相談することが犬のためになります。
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