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皮膚・目・耳のトラブル

犬のかゆみの原因は?かゆがる場所でわかる病気と家でできるケア

10月31日更新約5分で読めます

このテーマのまとめ皮膚・目・耳のトラブル

犬が体をかくのはよくあることですが、何度もかく、なめ続ける、床に体をこすりつけるといった様子が続くなら、皮膚のトラブルのサインです。この記事では、犬のかゆみの原因と、かゆがる場所でわかる病気、家でできるケア、動物病院に行く目安をまとめました。

先に結論
  • 犬の皮膚は人よりずっと薄く、かゆみのトラブルが起きやすい
  • 原因はノミ・ダニ、アレルギー、細菌やマラセチアの感染が多い。いくつか重なることもある
  • かゆみで眠れない、毛が抜ける、赤いといったときは早めに受診する
すぐ動物病院へ
  • 顔がはれる、急に全身にぶつぶつが出る、ぐったりしている
  • かき壊して出血やじくじくがある
今日か明日に受診
  • 数日たってもかゆがり続ける、毛が抜けてきた
  • 皮膚が赤い、べたつく、においがする
  • 耳をかく、頭を振る
家で様子を見てよいことが多い
  • ときどき軽くかくだけで、皮膚に赤みや脱毛がない
目次
  1. 犬のかゆみのサイン
  2. 犬のかゆみの主な原因
  3. かゆがる場所でわかること
  4. 家でできるケア
  5. 動物病院に行く目安
  6. 動物病院での検査と治療

犬のかゆみのサイン

犬はかゆみを言葉で伝えられません。次のような様子があれば、かゆみを感じているかもしれません。

犬の皮膚は、表面の層が人の数分の一ほどの薄さしかありません。乾燥や刺激に弱く、バリアが崩れるとかゆみが出やすくなります。

犬のかゆみの主な原因

原因特徴
ノミ腰からしっぽのつけ根を強くかゆがる。ノミのふんの黒い粒が見つかる
ダニ(疥癬など)とても強いかゆみ。耳のふち・ひじ・かかとに出やすい
アトピー性皮膚炎若いうちに始まることが多い。顔・耳・わき・お腹・足先
食物アレルギー季節に関係なく続く。顔や耳、お尻のまわりにも
膿皮症(細菌)赤いぶつぶつ、丸いかさぶた、フケ
マラセチア皮膚炎脂っぽいべたつき、独特のにおい、皮膚が黒っぽくなる
乾燥・刺激冬や洗いすぎでフケが増える。シャンプーの合わなさも
ストレス・退屈足先などを長くなめ続ける。皮膚の病気がないか先に確かめる

アレルギーでかいて傷ができ、そこに細菌やマラセチアが増えるというように、いくつもの原因が重なっていることもよくあります。

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かゆがる場所でわかること

場所考えられる原因
耳外耳炎、耳ダニ、アトピー、食物アレルギー
目・口のまわりアトピー、食物アレルギー、ニキビダニ
足先・指の間アトピー、マラセチア、なめぐせ
わき・内もも・お腹アトピー、膿皮症、マラセチア
背中・腰・しっぽのつけ根ノミアレルギー
お尻肛門腺のたまり、食物アレルギー
耳のふち・ひじ疥癬
関連記事犬の耳が赤いのはなぜ?外耳炎の原因と見分け方、受診の目安

家でできるケア

  1. ノミ・ダニの予防を続けるかゆみの原因でいちばん防ぎやすい。予防薬は季節に合わせて切らさない
  2. シャンプーは洗いすぎない皮膚に問題がなければ月1〜2回ほど。ぬるま湯でよくすすぎ、地肌まで乾かす
  3. 保湿をする乾燥する季節は犬用の保湿剤や加湿で皮膚のバリアを守る
  4. かき壊しを防ぐ爪を短く保ち、必要なら服やエリザベスカラーを使う
  5. 寝床を清潔にベッドや毛布をこまめに洗い、ハウスダストを減らす
やりがちな逆効果
  • 人用のかゆみ止めや塗り薬を使う
  • かゆそうだからと毎日シャンプーする
  • フードを何度も自己判断で替える

食べ物が原因かどうかを確かめるには、獣医師の指導のもとで決まったフードだけを一定期間続ける方法をとります。自己判断でフードを次々に替えると、かえって原因がわからなくなります。

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動物病院に行く目安

すぐ動物病院に行きたいサイン
  • かゆみで眠れない、遊びや食事に集中できない
  • かき壊して血が出ている、じくじくしている
  • 毛が抜けて地肌が見える、赤みが広がる
  • 顔が急にはれた、全身にぶつぶつが出た
  • 耳を痛がる、頭を傾けている

顔のはれや急に出た全身のぶつぶつは、強いアレルギー反応のことがあります。すぐに受診しましょう。

動物病院での検査と治療

かゆみの原因を探すため、皮膚の表面をこすり取って顕微鏡で見る、テープで菌を調べる、毛を抜いて見る、といった検査をします。アレルギーが疑われるときは、血液検査や、食べ物を決めて続ける試験をすることもあります。

治療は、原因に合わせて飲み薬、塗り薬、薬用シャンプーなどを組み合わせます。ここ数年はかゆみをおさえる薬の種類も増え、犬の体質や暮らしに合わせて選べるようになっています。

ポイント
  • アレルギーは治りきらず、上手に付き合っていく病気のことが多い
  • よくなっても、獣医師と相談しながら続けることが再発を防ぐ近道
関連記事犬の皮膚病の種類と症状一覧!かゆみ・脱毛・フケから原因を知る

よくある質問

犬が体をかくのはどこまで普通?

ときどき軽くかく程度なら心配いりません。回数が増えた、同じ場所ばかりかく、皮膚が赤いときは受診を考えましょう。

かゆみはうつる?

ダニやカビが原因のときは、ほかの犬や人にうつることがあります。原因がわかるまで、同居の動物との接触に気をつけましょう。

季節でかゆみが変わる?

花粉やダニが増える春から秋にひどくなる犬もいます。冬は乾燥でかゆくなることがあります。

フードを替えればかゆみは治る?

食物アレルギーが原因なら効果がありますが、原因は人それぞれです。獣医師と相談して進めましょう。

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