犬にペット保険は必要か?入るべき人と入らなくてよい人の決め方
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このテーマのまとめ健康管理・予防・保険愛犬を迎えると、ペット保険の案内を目にする機会が増えますよね。毎月の保険料を払うほど必要なのか、迷う飼い主さんは多いと思います。決め方を、家計・犬の年齢・犬種の3つから見ていきます。
- 犬の治療費は全額自己負担。数十万円をすぐ出せるかどうかで決める
- すぐ出せる貯金がなく、子犬や若い犬なら、病気のない今が入りやすい
- 入らないなら、保険料と同じくらいの額を愛犬用に毎月積み立てる
保険に入っているかどうかに関係なく、ぐったりしている、息が苦しそう、何か飲みこんだかもしれないときは、その日のうちに受診しましょう。くわしい目安は「入っておくと助かる人」の節にあります。
目次
犬にペット保険は必要か?決め手は急な出費への備え
犬には人のような公的な健康保険がありません。動物病院の治療費は全額が飼い主さんの負担です。
ふだんの通院は数千円で済むことが多いですが、骨折の手術や異物を飲みこんだときの手術、数日の入院が重なると、数十万円になることもあります。ペット保険は、こうした急な大きい出費をならすためのものです。
そのため、必要かどうかは「犬が病気になるか」より「そのときにお金で治療をあきらめずに済むか」で考えるとわかりやすくなります。
| 家計の状況 | 考え方 |
|---|---|
| 数十万円をすぐ出すと生活が苦しくなる | 入っておくと安心 |
| 出せるが、続くと苦しい | 通院も補償する保険か、手術と入院だけの保険を検討 |
| すぐ出せる貯金が十分ある | 入らずに積み立てで備えてもよい |
ペット保険に入っておくと助かる人
急な治療費をすぐ払える貯金がない
いちばん大きい理由です。夜中に愛犬がぐったりして夜間の病院に駆けこむと、検査だけでもまとまった額になります。保険があれば、費用を気にして受診を遅らせることが減ります。
保険に入っていてもいなくても、次のようなときは費用を気にせず、その日のうちに動物病院へ行きましょう。
- ぐったりして呼びかけへの反応がにぶい
- 半日に3回以上吐く、血の混じった下痢が出る
- 息が苦しそう、歯ぐきや舌の色が白っぽいか紫っぽい
- おもちゃや薬、人の食べ物などを飲みこんだかもしれない
子犬を迎えたばかり
子犬は誤飲や骨折などのけがが多い時期です。おもちゃのかけらを飲みこむ、ソファから飛び降りて足を痛めるといったことは、どの家でも起こりえます。若く病気がないうちは入れる保険が多く、保険料も低めです。
かかりやすい病気がある犬種
膝のお皿が外れやすい小型犬、皮膚が弱い犬種、腰を痛めやすい胴の長い犬種など、犬種ごとに気をつけたい病気があります。通院が長くなりやすい病気が気になるなら、通院も補償する保険が向いています。
人や物に迷惑をかけたときの備えもほしい
散歩中にほかの人に飛びついてけがをさせた、よその物を壊したといったときの賠償を、特約で付けられる保険もあります。火災保険や自動車保険の特約ですでに入っていることもあるので、重ならないか確かめましょう。
入らなくてもよい人と、代わりの備え方
ペット保険は掛け捨てがほとんどです。大きな病気をしなければ、払った保険料は戻りません。急な出費にすぐ対応できる貯金があるなら、入らない選択も十分ありえます。
入らないと決めたときは、次のように備えておくと安心です。
- 愛犬用の口座や貯金箱を分け、毎月決まった額を積み立てる
- まず数十万円の手術費用に届くまでは、ほかに使わない
- 夜間や休日に診てくれる病院を、元気なうちに調べておく
- 年1回の健康診断で、病気を早めに見つける
病気によっては、早く見つかるほど治療が短く軽く済みます。保険に入るかどうかにかかわらず、かかりつけの病院を決めておきましょう。
関連記事犬の動物病院の選び方!かかりつけを決める5つのポイントと初診で見ること関連記事犬の健康診断は何歳から?検査の内容と費用、受ける頻度の目安ペット保険で補償されないもの
入ってから「これは出ないの?」と困らないように、多くの保険で補償されないものを知っておきましょう。
- ワクチン・フィラリアやノミ・ダニの予防・健康診断
- 避妊・去勢手術など、病気ではない手術
- 入る前からあった病気や、生まれつきの病気
- 待機期間(申しこんでから補償が始まるまでの日数)中にかかった病気
予防の費用は毎年かかるので、保険とは別に家計に入れておきます。どこまで補償されるかは保険ごとに違います。申しこむ前に、約款(契約のルールを書いた書類)の「補償しないもの」を必ず読みましょう。
犬の年齢と犬種で考えること
| 時期 | 考えること |
|---|---|
| 子犬(1歳ごろまで) | けがと誤飲が多い。病気がないうちは入れる保険が多い |
| 成犬(1〜6歳ごろ) | 大きな病気は少なめ。保険料と貯金のどちらで備えるか決めやすい |
| シニア(7歳ごろから) | 通院が増えやすい。保険料が上がり、新しく入れる保険が減る |
年齢は一般的な目安で、大型犬はもう少し早くシニアに入ります。新しく入れる年齢には上限がある保険が多いので、迷っているなら若いうちに決めるほど選べる保険が多くなります。
5歳前後の成犬なら、皮膚のかゆみや耳の炎症など通院の続く病気が出始める時期です。今の通院の回数と金額を1年分ふり返り、保険料と比べてみると決めやすくなります。
10歳を超えたシニア犬では、新しく入れる保険はかなり少なくなります。入れる年齢の上限は保険会社によって違うので、申しこめるかをまず確かめましょう。すでに入っている場合は、上がった保険料と通院の回数を見て、続けるかを家族で話し合います。入れないときは、介護や通院に使う分を毎月取り分けておくと慌てずに済みます。
保護犬や年齢のわからない犬も、病院で健康状態を確かめてから申しこめる保険があります。持病がある場合は、その病気だけ補償しない条件で入れることもあります。
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| ポイント | 見ること |
|---|---|
| 補償の割合 | 治療費の何割が戻るか(5割か7割か)。高いほど保険料も上がる |
| 補償の範囲 | 通院・入院・手術のすべてか、手術と入院だけか |
| 限度額と回数 | 1日や1回あたりの上限、1年に使える回数 |
| 保険料の上がり方 | 年齢とともにどれくらい上がるか。シニアになってからの額も見る |
| 請求の方法 | 病院の窓口で精算できるか、あとで書類を送るか |
毎月の保険料だけで比べると、シニアになってから大きく上がる保険を選んでしまうことがあります。10歳、13歳になったときの保険料も見て、払い続けられるかを考えましょう。
通院が多い犬なら、窓口で精算できる保険だと立て替えの手間が減ります。
申しこむ前に確かめること
- 今の健康状態を伝えるこれまでの病気やけが、通院中の病気は正直に書く。隠すと保険金が出ないことがある
- 待機期間を確かめる申しこんでから補償が始まるまでの日数。その間の病気は対象外
- 更新の条件を読む病気をしたあと、更新でその病気が外されないか
- 家族で金額を話し合うシニアまで続けたときの保険料の合計を出してみる
迷ったら、かかりつけの獣医師に「この犬種でよくかかる病気」を聞いてみるのもおすすめです。どの補償が必要か見えてきます。
迷ったときは、病院に迷わず行けるかで決める
ペット保険は、入れば正解、入らなければ失敗というものではありません。大切なのは、愛犬が具合を悪くしたときにお金で迷わず病院に行けることです。
貯金で備えるのか、保険で備えるのか。家族で一度話し合って、わが家に合う形を決めておきましょう。
関連記事犬の健康管理の基本!予防接種・健康診断・ペット保険の考え方よくある質問
ペット保険には何歳まで入れる?
保険によって違いますが、新しく入れる年齢に上限がある保険が多いです。シニアになってからでは選べる保険が少なくなります。
持病があっても入れる?
持病の内容によります。断られることもあれば、その病気だけを補償しない条件で入れることもあります。
途中でやめられる?
やめられます。ただ、やめたあと年齢が上がってから入り直すのは難しくなるので、慎重に考えましょう。
保険料は年齢とともに上がる?
多くの保険で年齢とともに上がります。シニアになったときの保険料も、申しこむ前に確かめておきましょう。
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