犬のストレス解消法!原因に合わせた選び方と室内でできる遊び・グッズ
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このテーマのまとめ暮らし・季節・お出かけ雨続きで散歩に行けなかった週に、玄関のスリッパがかじられていた。そんなとき「ストレスがたまっているのかな」と心配になりますよね。犬のストレス解消は、何がストレスになっているかで合うやり方が変わります。この記事では、原因ごとの解消法の選び方と、散歩や室内の遊び、マッサージのやり方をまとめました。今日の夕方からすぐ試せます。

食べない・吐く・下痢が2日以上続く、体をなめたりかじったりして毛が抜けたり傷ができたりしているときは、ストレス解消より先に動物病院に相談しましょう。くわしい目安は「逆効果になることと動物病院に相談したいサイン」の節にまとめました。
子犬は遊びを1回5分ほどにして、たっぷり眠らせるのが基本です。シニア犬は、急な夜鳴きやさわると嫌がる様子があれば、ストレスより先に痛みを疑いましょう。
- 夕方に、においを探す遊びを5分
- 寝床をテレビや人の通り道から離す
- 夜は部屋を暗くして静かに休ませる
目次
犬のストレス解消は原因に合わせて選ぶ
犬のストレスの元は、大きく3つに分けられます。不安やさみしさなど気持ちの面、音・におい・暑さなどまわりの環境、ごはん・睡眠・運動が足りないなど体の面です。
同じ「ストレス解消」でも、原因と合っていないやり方は効きにくいものです。たとえば雷の音がこわい子を長く散歩に連れ出しても、不安はおさまりません。まず思い当たる原因を探してから、下の表で合う方法を選んでみましょう。
| 思い当たる原因 | よく見られる様子 | 合う解消法 |
|---|---|---|
| 運動不足 | 夜に家の中を走り回る、物をかじる | 散歩の回数を増やす、外での遊び |
| 退屈・刺激が少ない | 留守番のあとにいたずら、同じ所をなめる | においを探す遊び、知育おもちゃ |
| さみしさ | 後をついて回る、帰宅時の興奮が強い | 短くても毎日のスキンシップ |
| 音・におい・暑さ | そわそわする、ハアハアと息が荒い | 静かで落ち着ける場所づくり |
| 生活の変化 | 引っ越しや家族が増えたあとに元気がない | ごはんと散歩の時間をそろえる |
原因が1つとは限りません。いくつか当てはまるときは、いちばん強く出ている様子から手をつけるとよいでしょう。
まずストレスのサインを確かめよう
犬はストレスを感じると、しぐさや行動で知らせてくれます。軽いうちに気づいてあげると、解消も早く済みます。
軽いサイン
眠くないのにあくびをする、鼻や口をペロッとなめる、目をそらす、体をブルブルと振る、急に地面のにおいをかぐ。こうしたしぐさは、犬が自分を落ち着かせようとしているときによく見られます。
中くらいのサイン
暑くも運動後でもないのにハアハアと息をする、吠える回数が増える、物をかじる、トイレの失敗が増える。気持ちが張りつめた状態が続いていると考えられます。
強いサイン
しっぽを追って回り続ける、同じ場所をなめ続けて毛が薄くなる、食欲が落ちる、下痢や吐くことをくり返す。ここまで来たら家での工夫だけで様子を見ません。何度も吐くならその日のうちに、食欲の低下や下痢が2日以上続くなら早めに動物病院へ行きましょう。
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運動不足が原因なら、まずは散歩を見直します。距離を急に延ばすより、次のような工夫のほうが続けやすく、犬も満足しやすいです。
- 回数を増やす 1日1回なら2回に。短くても朝と夕方に分けると、1日のメリハリがつく
- コースを変える いつもと違う道は、においの情報が多く頭も使う
- においをかぐ時間をとる 安全な場所では急がせず、気がすむまでかがせてあげる
- ボール遊びや引っぱりっこ 公園など安全な広い場所で、体全体を使って遊ぶ
ドッグランは、ほかの犬と遊ぶのが好きな子には良い気分転換になります。人や犬が苦手な子には逆にストレスになることもあるので、すいている時間に短く試すと安心です。
散歩の時間は、小型犬で1回20〜30分、中型・大型犬で1回30分〜1時間ほどが一般的な目安です。個体差が大きく、柴犬のように歩くのが好きな犬種はもっと必要な子もいます。犬種や年齢、体調で合う量は変わるので、帰ったあと満足して休めているかを見て調整しましょう。夏は朝早くと日が落ちてからにして、アスファルトの熱さに気をつけてください。
雨の日も室内でできる遊び
雨や猛暑で外に出られない日も、室内で頭と体を使えばストレス解消になります。においを使う遊びは、短い時間でも犬が満足しやすいのでおすすめです。
においを探す遊び(ノーズワーク)
- 見える所に置くおやつを1粒、犬の目の前の床に置いて「さがせ」と声をかけ、食べられたらほめる
- 少し隠すタオルの下やクッションのかげなど、少しだけ見えにくい所に置く
- 部屋の中に散らす慣れたら数か所に隠して、においだけで探してもらう
1回5〜10分ほどで十分です。使うおやつは1日のごはんから取り分けると、食べすぎを防げます。
引っぱりっこと知育おもちゃ
ロープのおもちゃを使った引っぱりっこは、短時間でも体をしっかり使えます。興奮しすぎたら「ちょうだい」で止めて、落ち着いたらまた遊ぶ、をくり返します。興奮しすぎて止まれない子や、口が当たってしまう子には、においの遊びのほうが向いています。
中におやつを入れて転がすと出てくる知育おもちゃは、ひとりで遊べるので留守番の前にも便利です。
手作りおもちゃを作るときは
ペットボトルに穴を開けておやつを入れる、古いタオルを結んでロープにするなど、家にある物でもおもちゃは作れます。ただし、かけらを飲み込むと危ないので、飼い主さんが見ている間だけ遊ばせ、終わったら片づけましょう。かじって壊し始めたらすぐに取り上げてください。
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さみしさが原因のストレスには、飼い主さんとのふれあいがいちばんです。長い時間でなくてもかまいません。毎日決まった時間に5分でも、目を見て声をかけ、なでてあげることが安心につながります。
マッサージをするときは、犬が自分から寄ってきてリラックスしているときに始めます。
- 手のひら全体で、首から背中、しっぽの付け根に向かってゆっくりなでる
- 耳の付け根や胸のあたりを、指の腹で小さく円を描くようにさする
- 犬が体を離したり、なめたり、体を固くしたりしたら、そこでやめる
足先やしっぽ、お腹はさわられるのが苦手な子も多い場所です。嫌がる所は無理にさわらず、好きな所だけで十分です。
落ち着ける環境を整える
犬は人よりも耳や鼻がよく、人が気にならない音やにおいでも疲れてしまうことがあります。家の中を、犬の目線で見直してみましょう。
- ハウスや寝床は、人がよく通る場所やテレビの前から離れているか
- 掃除機やドライヤーを、犬のすぐそばで使っていないか
- 芳香剤や柔軟剤、たばこなど強いにおいがこもっていないか
- 室温と湿度は快適か(夏は25℃前後、湿度は50%前後が一般的な目安で、犬種や毛の量で調整)
- 夜は部屋を暗くして、静かに眠れるか
こわがりな子には、布をかけたクレート(屋根と扉のある犬用の小屋)など、狭くて暗い隠れ場所があると安心しやすくなります。隠れているときは、無理に引き出さずそっとしておきましょう。
静かな音楽を小さな音で流すと落ち着く子もいます。ただし効き方には差があるので、犬の様子を見ながら試してください。
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共働きなどで留守番が長い子は、退屈とさみしさが重なりやすいです。出かける前と帰ってからの過ごし方を工夫しましょう。
- 出かける前に体と頭を使う 散歩やにおいの遊びで満足させてから出かけると、留守番中は休みやすい
- ひとりで遊べる物を用意 知育おもちゃや、飲み込めない大きさの噛むおもちゃ
- 出入りはあっさり 「行ってきます」「ただいま」を大げさにせず、落ち着いてから声をかける
- 帰宅後に遊ぶ時間 短くてもよいので、毎日ふれあう時間をとる
出かけるたびに吠え続ける、物を壊す、トイレを失敗するといった様子が毎回あるなら、ひとりになる不安が強いのかもしれません。続くときは動物病院やしつけの専門家に相談してみてください。
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子犬は遊びすぎに注意
子犬は遊ぶのが大好きですが、疲れてもなかなか自分で休めません。遊びは1回5分ほどにして、そのあとはハウスで眠る時間をしっかりとりましょう。生後3〜4か月ごろまでは1日の多くを寝て過ごすのが普通です。
ワクチンが終わる前の子犬は、抱っこで外の景色や音にふれるだけでも良い刺激になります。お散歩デビューの時期は、かかりつけの獣医師に確かめてください。
シニア犬は「ゆっくり・やさしく」
シニア犬は、長い散歩や激しい遊びが体の負担になることがあります。短めの散歩を回数で分けたり、カートで外の空気を吸わせたりするだけでも気分転換になります。
におい探しの遊びは、足腰に負担をかけずに頭を使えるのでシニア犬にも向いています。歯が弱ってきたら、やわらかい素材のおもちゃを選びましょう。
シニア犬が急に夜鳴きをする、同じ所をぐるぐる回る、さわると嫌がるようになった場合は、ストレスではなく体の痛みや年齢による変化のこともあります。早めに動物病院で相談しましょう。
逆効果になることと動物病院に相談したいサイン
- 吠える・かじるのを大声で叱る
- 疲れているのに遊びを続ける
- 苦手な場所や犬に無理に慣れさせる
- ストレス解消のつもりでおやつを増やし続ける
叱られることで不安がさらに強くなる子もいます。困る行動を止めたいときは、おもちゃなどほかのことに気をそらして、落ち着いたらほめてあげましょう。おやつを使うときは、1日のごはんからその分を減らしてください。
ストレスが長く続くと、おなかや皮膚など体の調子にも出ることがあります。次のようなときは、家での工夫だけで様子を見ずに動物病院へ相談しましょう。
動物病院に行く目安
- ぐったりして呼びかけへの反応がにぶい、けいれんしている
- 何度も吐く、血の混じった下痢をしている
- 子犬やシニア犬が半日以上何も食べない
- 体をなめたりかじったりし続けて、毛が抜けたり傷ができたりしている
- 成犬で食べない・下痢などが2日以上続く
- シニア犬が急に夜鳴きをする、同じ所をぐるぐる回る、さわると嫌がる
- ストレス解消を2〜3週間続けても、吠える・かじるなどの様子が変わらない
夜間や休日は、かかりつけか夜間救急の動物病院に電話して指示を聞きましょう。
愛犬に合うストレス解消を見つけよう
いちばん早く愛犬の変化に気づけるのは、毎日そばにいる飼い主さんです。今日は、あくびや物をかじる様子がないか少し気にかけてみてください。シニア犬なら、痛がる様子がないかも一緒に見てあげましょう。そのうえで、散歩のコースを変える、におい探しを5分だけするなど、できそうなことを1つ選んでみましょう。愛犬が楽しそうにしている方法が、その子にとってのストレス解消です。
よくある質問
犬のストレス解消グッズは何がいい?
退屈が原因なら、おやつを入れる知育おもちゃやにおいを探すマット。かじりたい子には、飲み込めない大きさで体に合った硬さの噛むおもちゃが向いています。
子犬のストレス解消はどうすればいい?
1回5分ほどの遊びと、たっぷりの睡眠が基本です。遊んだあとはハウスで休ませ、疲れすぎないようにしましょう。
留守番が多い犬のストレス解消法は?
出かける前に散歩やにおいの遊びで満足させ、ひとりで遊べるおもちゃを用意します。帰宅後に短くても毎日ふれあう時間をとりましょう。
老犬におすすめのストレス解消は?
短めの散歩を回数で分ける、足腰に負担の少ないにおい探しの遊び、やさしいマッサージなどです。急な行動の変化は動物病院で相談しましょう。
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- 留守番中の様子を見られる
- 吠えたら知らせてくれる
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