犬に名前を覚えさせる方法!呼んだら振り向く練習の手順と覚えないときのコツ
子犬を迎えて名前を決めたのに、呼んでもこちらを見てくれない。そんなことはありませんか。名前は、呼ぶと良いことが起きる合図だと犬が覚えて初めて意味を持ちます。この記事では、名前を覚えさせる練習の手順と、なかなか覚えないときの見直し方をまとめました。
- 名前を呼んで振り向いたら、1秒以内にほめておやつ。これを1回5分ほど、1日に何度かくり返す
- 振り向き始めるのは数日〜2週間、どこでも振り向けるまでは数週間が目安。嫌なことの前に名前を呼ばない
- 今まで反応していた犬が急に振り向かなくなったら、耳や脳の病気、年齢による変化もあるので下の目安を見て動物病院へ
- (今日か明日に)呼んでも振り向かないのに加えて、首をかしげたまま、ふらつく、同じ方向に回る
- (今日か明日に)耳をしきりにかく、頭を振る、耳からにおいや汁が出ている
- (数日のうちに)シニア犬が名前に反応しにくくなり、夜鳴きや家の中で迷う様子もある
目次
犬に名前を覚えさせるのはなぜ大切?
名前は、「こっちを見て」と伝えるいちばん最初の合図です。おすわりや待ても、まず名前で振り向いてもらえないと始まりません。
散歩中にほかの犬へ向かっていきそうなときや、リードが外れてしまったときも、名前で振り向けば止めやすくなります。名前の練習は、愛犬の安全を守る練習でもあります。
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迎えたその日から練習できます。毎日続けると、振り向き始めるのは数日〜2週間ほど。どこにいても振り向けるようになるまでは数週間ほどかかります。
| 犬の様子 | 覚えるまでの一般的な目安 |
|---|---|
| 生後2〜4か月の子犬 | 数日〜2週間ほどで振り向き始める |
| 成犬・保護犬(前の名前がない) | 1〜3週間ほど |
| 成犬・保護犬(名前を変えた) | 犬によって数週間〜数か月 |
一般的な目安なので、早い・遅いは気にしなくて大丈夫です。2〜3週間続けてまったく変化がなければ、このあとの「覚えないとき」の節を見直してください。
名前を覚えさせる練習の手順
用意するのは、小さくちぎったおやつかフードを10粒ほどだけです。テレビを消した静かな部屋で始めましょう。
- 近くで1回呼ぶ犬が1mほどの近さにいるときに、明るい声で名前を1回だけ呼びます。
- 見たらすぐごほうびこちらを見たら1秒以内に「いい子」とほめて、おやつをあげます。
- 10回ほどくり返す1回の練習は5分ほど。犬があきる前にやめるのがこつです。
- 少し離れて呼ぶすぐ振り向けるようになったら、別の方向を見ているときや、2〜3m離れたときに呼びます。
- 場所を変える廊下、庭、散歩の途中など、気になるものがある場所でも練習します。
- おやつを減らす毎回振り向けたら、おやつは数回に1回にして、なでる・声でほめるに変えていきます。
子犬は集中が続きにくいので、1回3分ほどで切り上げてかまいません。ごはんの前や遊びの合間など、1日の中にすき間で何度も入れると覚えやすくなります。
早く覚えてもらうためのコツ
- 家族で呼び方をそろえる 「ココ」「ココちゃん」「ココたん」と呼び方がばらばらだと、どれが自分の名前か迷います
- 名前は1回だけ呼ぶ 「ココ、ココ、ココ」と続けると、1回では反応しなくてよいと覚えてしまいます
- 良いことの前に呼ぶ ごはん、散歩、遊びの前に名前を呼ぶと、名前がうれしい合図になります
- 目が合ったらほめる 自分から見てくれたときは、名前は呼ばずに「いい子」とほめるだけで練習になります
柴犬のように警戒心が強く、食べ物にあまりつられない犬もいます。その場合は好きなおもちゃで少し遊ぶ、なでるなど、その子がうれしいことをごほうびにしましょう。
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- いたずらを叱るときに名前を呼ぶ
- 爪切りや薬など、犬が嫌がることの直前に呼ぶ
- 振り向いたのに何もしない、ほめない
- 呼んでも来ないとき、追いかけて捕まえる
名前のあとに嫌なことが続くと、犬は名前を聞くと身構えるようになります。いたずらを止めたいときは名前を使わず、そっと物を片づけてから、別のよい行動をほめましょう。嫌なことをするときは、名前を呼んで来させるのではなく、飼い主さんが犬のそばへ行くのがおすすめです。
名前を覚えないときの原因と直し方
| よくある原因 | 見直すこと |
|---|---|
| おやつが魅力不足 | ふだんのフードより好きな物を練習のときだけ使う。使った分は1日のごはんから減らす |
| 周りが気になりすぎる | 静かな部屋に戻って、近くから練習し直す |
| ほめるのが遅い | 振り向いた瞬間に「いい子」。声を合図にしておやつを出す |
| 呼ぶ回数が多すぎる | ふだんの会話で名前を連呼しない。用があるときだけ呼ぶ |
| 名前と嫌なことが結びついた | しばらく別の呼び名で練習し直すのも一つの方法 |
呼んだときにたまに首をかしげてこちらを見るのは、聞こうとしているサインです。そのまま近づいてきたらたっぷりほめましょう。首をかしげたまま戻らないときは別で、記事のはじめの受診の目安を見てください。
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これから名前を決めるなら、犬が聞き分けやすい名前にしておくと練習が楽になります。
- 2〜3音の短い名前(モモ、ルル、コタロウなど)
- 「コ」「タ」「キ」など、はっきり聞こえる音が入っている
- 「おすわり」「待て」「ダメ」など、ほかの合図と似ていない
- 家族やもう1頭の犬の名前と、出だしの音が同じでない
長い名前をつけたときは、ふだん呼ぶ短い呼び名を家族で1つ決めておけば大丈夫です。
名前を変えたいときや保護犬のとき
保護犬や、ほかの家から迎えた成犬の名前を変えることもできます。新しい名前は、上の手順の1から同じように練習します。
新しい名前に反応しないのは、まだその音を知らないからです。前の名前によくない思い出があって、あえて変えたほうがよい子もいます。新しい名前で良いことだけを積み重ねれば、数週間〜数か月でだんだん振り向くようになります。
人に慣れていない保護犬は、まず近くで安心して過ごせるようになってから練習を始めましょう。無理に目を合わせなくても大丈夫です。
急に名前に反応しなくなったら要注意
呼ぶとよく振り向いていた犬が、急に反応しなくなったときは、しつけではなく体の変化のこともあります。
- 寝ているときに呼んでも起きない、近くで手をたたいても気づかない
- 耳をかく、頭を振る、首をかしげたままのことが多い
- ふらつく、同じ方向にくるくる回る
- シニアになって、夜鳴きや家の中で迷うことが増えた
耳の病気や、年齢による耳の聞こえの低下、認知症の始まりなどが隠れていることがあります。ふらつきや回る動きは、耳の奥や脳のバランスをとる所の病気のこともあるので、早めに診てもらいましょう。当てはまるときは、記事のはじめの受診の目安を見て動物病院で相談しましょう。耳が聞こえにくい犬には、手を振る、床をトンとたたくなど、目や振動で伝える合図に切り替える方法もあります。
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名前は、良いことを知らせるために呼んであげましょう。振り向けるようになったら、おすわりや待てへ練習を広げます。外では興奮して名前だけでは止まらないこともあるので、リードは必ずつけたまま練習してください。
関連記事イヌスタグラムよくある質問
犬は自分の名前を本当にわかっている?
人のように自分の名前と思っているかはわかりませんが、自分に向けた合図だとは聞き分けられます。名前の音のあとに良いことが起きると覚えて反応していると考えられています。
名前を覚えるまで何日くらい?
毎日練習すると、数日で振り向き始めることが多いです。どこでも振り向けるまでは数週間ほどみておきましょう。
成犬や保護犬でも名前は覚えられる?
覚えられます。前の名前がなければ1〜3週間ほど、名前を変えたときは数週間〜数か月かかることもあります。
家族で呼び方が違ってもいい?
覚えるまではそろえるのがおすすめです。覚えたあとも、ふだん使う呼び名は1つにしておくと迷いません。
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