犬と暮らす人の情報ノート
健康管理・予防・保険

犬への薬の飲ませ方!錠剤・粉薬・水薬のコツと飲まないときの工夫

11月4日更新約7分で読めます

このページには広告(PR)を含みます

このテーマのまとめ健康管理・予防・保険

動物病院で薬をもらったものの、愛犬が口を閉じてしまったり、ごはんに混ぜた錠剤だけきれいに残したりして困っていませんか。薬は決められた回数をきちんと飲めてこそ役に立ちます。この記事では、錠剤・粉薬・水薬の形ごとの飲ませ方と、嫌がるときの工夫、飲めなかったときの動き方をまとめました。

先に結論
  • 食べ物に混ぜる・割る・砕く・水で練るは、薬によってだめなことがある。先に病院で確かめる
  • 錠剤は舌の奥に置いて口を閉じ、のどをなでる。水薬はスポイトで口の横から少しずつ
  • 吐き出した・飲み忘れたときは自分の判断で足さず、病院に電話して聞く。元気になっても途中でやめない

薬を飲んだあとに顔がはれる、息が苦しそう、何度も吐く、ふらつくといった様子があれば、その日の残りの薬は止めて、すぐ病院に連絡してください。子犬とシニア犬は、薬のあとに元気や食欲が半日以上もどらないときも同じです。一覧は「薬を飲んだあとに病院へ連絡したい様子」の節にあります。

目次
  1. 犬に薬を飲ませる前に確かめること
  2. 錠剤・カプセルの飲ませ方
  3. 粉薬の飲ませ方
  4. 水薬(シロップ)の飲ませ方
  5. 薬を嫌がる・飲まないときの工夫
  6. 吐き出した・飲めなかったときはどうする?
  7. 薬を飲んだあとに病院へ連絡したい様子
  8. 薬の時間を愛犬との短い習慣に

犬に薬を飲ませる前に確かめること

犬への薬の飲ませ方で大切なのは、もらった薬の飲ませ方の決まりを、先に病院で確かめておくことです。同じ薬でも、犬の病気や体調によって決まりが変わります。

錠剤の中には、割ると苦みが出たり、効き方が変わったりするものがあります。わからないことは、薬を受け取るときにその場で聞いておくと安心です。

始める前の準備
  • 手をよく洗い、薬とごほうびのおやつを先に用意しておく
  • 犬が落ち着いているときに、静かな場所でする
  • 飼い主があわてると犬にも伝わるので、短く手早く終える

錠剤・カプセルの飲ませ方

錠剤とカプセルは、口を開けて直接入れる方法と、食べ物に包む方法があります。まずは食べ物に包む方法を試し、だめなら直接入れる方法にするとよいでしょう。

口を開けて直接入れる

  1. 体を支える犬をおすわりさせ、後ろに下がらないよう壁や飼い主の体で背中を支える
  2. 口を開ける上あごを片手で上からつかみ、鼻先を少し上に向ける。もう片方の手で下あごをそっと下げる
  3. 舌の奥に置く錠剤を舌のつけ根の真ん中あたりに置く。舌の手前だと吐き出しやすい
  4. 口を閉じてのどをなでる口を閉じて鼻先を少し上に向けたまま、のどを上から下へなでる。ペロッと舌を出したら飲み込んだ合図
  5. ほめるすぐにほめて、おやつを1つあげる。そのあと、いつもの水入れから自分で水を飲ませる

口の小さい小型犬や子犬は、指を口の奥まで入れるほどかまれやすくなります。こわいときは、病院で扱っている投薬用の器具(錠剤を口の奥まで運ぶ棒)を先に試しましょう。

食べ物に包む

薬を包むための犬用の柔らかいおやつのほか、少量のゆでたささみなども使われます。チーズや加工品は塩分や脂肪が多く、腎臓やすい臓の病気がある犬には向かないことがあります。包む食べ物も病院に確かめましょう。

気をつけたいこと
  • ごはん全体に混ぜると、残したときにどれだけ飲めたかわからない
  • 包むときは薬のにおいが手につかないよう、先に包み用の食べ物をさわる
  • 薬なしの包みを先に1つあげると気づかれにくい。食事制限のある犬は、この分も病院に確かめる
関連記事犬のおやつの量は1日どれくらい?体重別の早見表と何個までの目安

粉薬の飲ませ方

粉薬は、そのままだと口の中に広がって吐き出しやすい薬です。水で練ってよい薬なら、練ると飲ませやすくなります。

  1. 練る小皿に粉薬を出し、水を数滴たらして指でペースト状にする
  2. 上あごに塗る口を少し開け、上あごの内側か、ほっぺの内側に指で塗りつける
  3. 水を少し飲ませる口を閉じて、なめて飲み込むのを待つ。そのあと水を少し飲ませる
  4. ほめる最後にほめておやつをあげる

ほんの少量のウェットフードに混ぜてあげる方法もあります。そのときは、必ず全部食べきれる量にしましょう。

水薬(シロップ)の飲ませ方

水薬は、病院でもらえるスポイトや針のない注射器(シリンジ)で飲ませます。

  1. 量を吸うびんをよく振ってから、決められた量だけ吸い取る
  2. 口の横から入れる鼻先を少しだけ上に向け、口の横(犬歯のうしろのすき間)からスポイトの先を入れる
  3. 少しずつ押す犬が飲み込むのを見ながら、少しずつゆっくり押し出す
  4. ほめる全部入ったら口を閉じてなで、ほめる
やってはいけないこと
  • 一度に勢いよく押し出す(気管に入ってむせることがある)
  • 顔を真上に向けすぎる
  • 残った水薬を別の日に使う、ほかの犬に分ける

飲ませたあとにせきこみが止まらない、息が苦しそうなときは、気管に入った心配があります。すぐ病院に連絡しましょう。

薬を嫌がる・飲まないときの工夫

一度いやな思いをすると、薬の袋を見ただけで逃げる犬もいます。毎日のことなので、少しずつ慣らしていきましょう。

どうしても飲ませられないときは、早めに病院に相談しましょう。薬の形を変えられたり、病院で注射に切りかえたりできることもあります。飲めない日が続くと、治りが遅れることがあります。

関連記事犬の動物病院の選び方!かかりつけを決める5つのポイントと初診で見ること

吐き出した・飲めなかったときはどうする?

飲ませたつもりの錠剤が、あとで床やベッドから見つかることがあります。そんなときも、自分の判断で薬を足すのはやめましょう。

こんなとき飼い主がすること
すぐに吐き出して、形のまま見つかったその錠剤をもう一度飲ませてよいか、病院に電話で聞く
飲めたかどうかわからない追加はせず、次の回から決めたとおりに飲ませる。気になれば病院に聞く
飲んでしばらくして吐いた吐いた時間と回数をメモして、病院に電話する
1回飲ませ忘れた2回分をまとめて飲ませない。どうするか病院に聞く

電話では、薬の名前(袋に書いてあるもの)、飲ませた時間、吐いた時間、犬の様子を伝えます。夜に吐いただけで元気なら、朝にかかりつけへ電話すれば多くの場合は間に合います。次の節の「今すぐ」の様子があるときは、夜でも夜間救急に電話しましょう。

薬を飲んだあとに病院へ連絡したい様子

薬を飲み始めてから、いつもと違う様子が出ることがあります。次のようなときは、その日の残りの薬を止めて、すぐ病院に連絡しましょう。夜間は夜間救急の病院に電話します。

すぐ動物病院に行きたいサイン
  • (今すぐ)顔や口のまわりがはれる、じんましんが出る
  • (今すぐ)息が苦しそう、せきこみが止まらない、ぐったりしている
  • (今すぐ)何度も吐く、ふらつく
  • (今すぐ)子犬・シニア犬で、薬のあとに元気や食欲が半日以上もどらない

薬は家に置いておくと、犬が袋ごと誤飲することがあります。人の薬も含めて、犬の届かない引き出しなどにしまいましょう。

関連記事犬が誤飲したときの対処法!危ないものの一覧と動物病院に行く前にすること

薬の時間を愛犬との短い習慣に

毎日同じ時間、同じ場所、同じ手順で、30秒ほどで終わらせる。飲めたらすぐおやつと声かけ。これを続けると、薬の袋の音でしっぽを振るようになる犬もいます。ワクチンや予防薬など、ほかの健康管理の予定は健康管理のまとめページで見られます。

関連記事犬の健康管理の基本!予防接種・健康診断・ペット保険の考え方関連記事イヌスタグラム

よくある質問

犬の錠剤は砕いてごはんに混ぜてもいい?

砕いてよい薬とだめな薬があります。割ると苦みが出たり効き方が変わったりするものもあるので、病院に確かめてからにしましょう。

人間用のゼリーやおやつで包んでもいい?

キシリトールなど犬に危ない成分が入っていることがあります。犬用の投薬補助のおやつか、病院に確かめた食べ物を使いましょう。

飲ませ忘れたら次に2回分あげていい?

2回分をまとめて飲ませるのはやめましょう。どうするかは薬によって違うので、病院に聞いてください。

薬を飲ませたら元気になったので途中でやめていい?

元気に見えても、決められた日数を飲みきることが大切な薬があります。やめる前に病院に相談しましょう。

PR

シニア犬の毎日のケアに

PR

毎日一緒 DHA&EPA毎日一緒 DHA&EPAシニア犬

シニア犬の毎日の健康づくりに使える、国産の犬用サプリメントです。

  • シニア犬向け
  • 国産
公式サイトを見る

PR

毎日散歩 グルコサミン毎日散歩 グルコサミン足腰シニア犬

足腰が気になってきた犬向けの、国産の犬用サプリメントです。

  • グルコサミン配合
  • 国産
公式サイトを見る

あわせて読みたい

ほかのテーマを読む